白雨、スパイスカレー、電気工事士。
30篇中 20篇目
ひさしぶりに髪の手入れへ。
自宅近く、夫婦で経営する小さな白色の美容室。
家を出ようと鍵を手にとる。外は晴れた夏空。
スマホに届いたメッセージに目をやる。
ふたたび視線を外にやると、土砂降り。
まだ晴れ間も見える空の中に、大粒の激しい雨が降る。
まさに白雨。
洗濯物を取り入れる。
街中の屋根がキラキラ輝いていた。
今日のしらべはShin Sakirura「このまま夢で feat. AAAMYYY」
景色の中に音楽が溶け込む。
美容室の音楽が気になる時と、
何を流しているのか全く記憶に残らない時がある。
気になる時は、その曲名が知りたくなる。
帰り道、うろ覚えの記憶でディグしたりする。
溶け込むのがよいのか、溶け込みすぎないのが良いのか。
まるでスパイスカレー。
どんなスパイスが入っているのかわからないのが良いとき。
スパイスの香りの輪郭が、ひとつひとつ浮かび上がり笑顔になるとき。
結局どちらも良い。
電気工事士の資格がほしくなる時がある。
家のコンセントを自由につけたい。
コックピットみたいなトグルスイッチをつけたい。
いろいろな妄想がひろがる。
最近はワイヤレスなものも増えた。
スイッチもスマートスピーカーのおかげでほとんど触らない。
資格はもう少し保留かな。